| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | フラウィウス円形闘技場(ウェスパシアヌス帝から始まるフラウィウス朝が建設) |
| 建設 | 紀元70年ごろに着工。紀元80年に完成を祝う開場の式典が行われた |
| 大きさ | 外壁の高さ約48m、長径約190m×短径約155m |
| 収容 | 推定5万人以上 |
| 世界遺産 | 1980年に「ローマ歴史地区」の一部として登録 |
| 24時間券 | 18ユーロ(コロッセオ+フォロ・ロマーノ+パラティーノの丘) |
| アクセス | ローマ地下鉄B線「コロッセオ」駅から出口すぐ |
料金は公式の案内にもとづく2026年10月時点の情報です。購入前に公式サイトで必ず確認してください。
| 種類 | 料金 | ポイント |
|---|---|---|
| 24時間券(コロッセオ+フォロ・ロマーノ+パラティーノの丘) | 18ユーロ | 標準の見学。アリーナ・地下・最上階は含まれない |
| フルエクスペリエンス(アリーナ) | 24ユーロ | アリーナの床へ。2日間有効、滞在90分 |
| フルエクスペリエンス(地下とアリーナ) | 24ユーロ | 地下へ。入手が最も難しいチケット |
| フルエクスペリエンス(最上階・アティック) | 24ユーロ | パノラマエレベーターで最上階へ |
| 夜のコロッセオ | 50ユーロ | 火・木の夜。ガイド付き、約60分 |
いずれも公式の案内にもとづく料金で、手数料を含む総額の表示です。同じ券でも、販売サイトでは音声ガイドやガイドが付いた商品が別料金で並びます。違いは予約方法のページで比べています。
標準の見学で外せない場所を、順番に紹介します。
24時間券で入れる範囲です。階層ごとに身分で席が決まっていた造りが、いまも読み取れます。
アリーナは「砂」を意味するハレナから。床の下には、猛獣や剣闘士のための地下構造(ヒュポゲウム)がありました。
2017年に、約40年ぶりに公開された最上階です。フルエクスペリエンスの券で見学できます。
コロッセオのすぐ隣に立つ、315年の凱旋門です。外からでも見られます。
古代ローマの政治と宗教の中心でした。24時間券で入れます。
ローマ建国の伝説と、皇帝たちの宮殿の跡が残る丘です。
コロッセオでは、剣闘士どうしの試合、猛獣と人の戦い(猛獣狩り)、処刑などが行われました。開場の式典は約100日間続いたと伝えられ、多くの動物が犠牲になったとされます。その数は資料により異なり、5,000頭とも9,000頭以上ともいわれます。
アリーナを水で満たして海戦を再現した、という話も有名ですが、地下構造ができてからは難しかったと考えられ、研究者の間でも議論があります。剣闘士の試合は5世紀前半ごろまで、動物を使った催しは6世紀前半ごろまで続いたとされます。
24時間券で、コロッセオと合わせて入れる、古代ローマの中心地です。
フォロ・ロマーノは、古代ローマで最初で最も重要な広場で、行列、選挙、演説、裁判が行われた市民生活の中心でした。東西約300m、南北約100mで、年間の来場者は約450万人とされます。凱旋式の行列は、聖なる道(ヴィア・サクラ)を通って、カピトリーノの丘へ向かいました。
パラティーノの丘は、ローマの七つの丘のひとつで、「ローマ帝国の最初の核」とされる場所です。ローマを建国したとされるロムルスとレムスの伝説の舞台で、アウグストゥス以来、皇帝たちの宮殿が建てられました。宮殿を意味する「パレス(palace)」などの語の語源になった丘でもあります。
| 順番 | 場所 | 目安 |
|---|---|---|
| 1 | コロッセオ駅で降りて、外観と凱旋門を見る | 20分 |
| 2 | 予約した時間にコロッセオへ入る。観客席とアリーナを見る | 1〜1.5時間 |
| 3 | フォロ・ロマーノへ。聖なる道を歩く | 1時間 |
| 4 | パラティーノの丘へ上り、街とフォロを見下ろす | 1時間 |
コロッセオの入場時刻は予約で決まります。フォロ・ロマーノとパラティーノの丘は、前後24時間のうち、いつでも1回入れるため、先に丘とフォロを回って、コロッセオを最後にする順番も選べます。
ネロ帝の黄金宮殿の人工池の跡に、ウェスパシアヌス帝が着工し、息子のティトゥス帝が紀元80年に完成を祝う式典を開きました。建設費は、ユダヤ戦争(エルサレムの攻略)の戦利品でまかなわれたと伝えられます。続くドミティアヌス帝が、地下構造と最上階の回廊を加えました。
紀元217年の落雷による火災、443年の地震、1349年の大地震などで、外壁の南側が崩れました。中世には、石材が宮殿や教会の建設に持ち出されました。外壁の穴は、石をつなぐ鉄のかすがいを抜き取った跡とされます。1749年には教皇ベネディクトゥス14世が、受難の聖地として保護を命じました。
近年は、2013〜2016年の洗浄修復、2017年の最上階の公開、2021年の地下の修復と公開が続きました。年間の来場者は、2019年に約760万人でした。
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 紀元70年ごろ | ウェスパシアヌス帝のもとで着工。ネロ帝の人工池の跡地 |
| 紀元79年 | ウェスパシアヌス帝が死去。三層まで完成していたとされる |
| 紀元80年 | ティトゥス帝が最上階を完成させ、開場の式典を開く |
| ドミティアヌス帝の時代 | 地下構造と最上階の回廊を追加 |
| 紀元217年 | 落雷による火災で、木造の上層部が焼ける |
| 443年 | 大きな地震で被害。その後、5〜6世紀に修復が続く |
| 1349年 | 大地震で外壁の南側が崩れる |
| 1749年 | 教皇ベネディクトゥス14世が受難の聖地として保護 |
| 1930年代 | アリーナの地下構造が全面的に発掘される |
| 2013〜2016年 | 洗浄を中心とした大規模な修復 |
| 2017年 | 最上階が約40年ぶりに公開 |
| 2021年 | 地下の修復を終え、公開 |
コロッセオは、1980年に「ローマ歴史地区、ローマ市内の教皇領、サン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂」の一部として世界遺産に登録されました。2007年には、「新・世界七不思議」のひとつに選ばれています。年間の来場者は、2019年に約760万人でした。
日本では、「テルマエ・ロマエ」などの作品を通じて、古代ローマへの関心が高まりました。2016年には、日本とイタリアの外交関係樹立150年を記念して、コロッセオが特別にライトアップされています。
公式の無料アプリ「MyColosseum」の音声ガイドは、イタリア語と英語だけで、日本語は確認できません。日本語で楽しむ方法として、GetYourGuideの日本語ページには、「日本語」と表示された音声ガイド付きの入場券(約27〜48ユーロの例)や、ガイドツアー(約39〜78ユーロの例)が多数あります。くわしくは日本語ガイドのページで比べています。
映画「グラディエーター」(2000年)や「ドラゴンへの道」、日本映画「テルマエ・ロマエ」の舞台や、ロケ地としても知られます。2016年には、日本とイタリアの外交関係樹立150年を記念して、コロッセオが特別にライトアップされました。
必要です。日時指定の枠制で、公式の案内では、販売は30日前から始まります。人気の日は早く埋まります。
公式の24時間券(コロッセオ+フォロ・ロマーノ+パラティーノの丘)は18ユーロです。アリーナや地下、最上階を含むフルエクスペリエンスは24ユーロです。
24時間券で入れます。コロッセオには予約した時間に入り、フォロ・ロマーノとパラティーノの丘には、24時間以内の好きな時間に入場できます。
公式の音声ガイドは英語とイタリア語のみです。民間の販売サイトには、「日本語」と表示された音声ガイド付きの入場券やガイドツアーがあります。ガイドの言語は、商品ページで確認してください。
コロッセオにクロークはありません。30×40×15cmを超える大きなリュックなどは入れないため、小さなバッグで行ってください。
毎月第1日曜は無料開放の日です。この無料券は事前予約ができず、当日に窓口で受け取ります。混雑が激しいため、時間に余裕のある旅行向きです。
イタリアのローマ中心部にあります。地下鉄B線のコロッセオ駅を出ると、目の前です。
剣闘士の試合や猛獣狩り、処刑などの見世物を行う円形闘技場でした。5万人以上を収容できたとされます。
1980年です。「ローマ歴史地区」の一部として登録されました。
内部だけなら1〜1.5時間、フォロ・ロマーノとパラティーノの丘まで含めると、3〜4時間が目安です。